霧島山・新燃岳でまた爆発的噴火 火口に溶岩ドームが出現


 52年ぶりに爆発的噴火を観測した霧島山(宮崎、鹿児島県)の新燃岳は28日午後も噴火活動を続け、午後0時47分には再び爆発的噴火、噴煙が火口から約千メートルの高さまで上がった。

 鹿児島地方気象台によると、火山性微動は増減を繰り返しながら続いているが、やや小康状態になっているという。

 また、午前に東大地震研究所が上空から観測した結果、火口の中央付近に直径数十メートルの溶岩ドームが出現し、その一部が赤熱しているのを確認した。

 同気象台によると、地下のマグマが地表に達してできたもので、火口の深さが数百メートルあることから溶岩が流れ出す可能性は現時点では低いとしている。

 火口湖が消失し、火口の南西側には小規模な火砕流が約500メートル流れ出した跡が確認された。同気象台は引き続き警戒を呼びかけている。

気になるニュースや話題 ソース元:共同通信
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