犬、猫などペット殺処分、松山市で公開――今後ネットで動画公開は?


2008年度の数字だが、1年間に殺処分された犬や猫は全国で約23万匹。

動物を捨てる理由は簡単で、「飽きた」「お金がかかる」「言うことをきかない」など。人間の身勝手な行動で、たくさんの動物が命を落としているなか、ガス室での殺処分で、ガスを吸いもがき苦しみ命を落とす動物もたくさんいるのです。

そんな殺処分を公開している自治体があります。

■殺処分を公開する施設も

愛媛県動物愛護センター(松山市)では、収容された犬約2000匹、猫約3500匹が殺処分され、この施設では全国でも珍しい殺処分の様子を原則公開しています。

実際に殺処分を公開することによって、なにか得られることはあるのでしょうか。筆者は命の大切さを考えさせられると思います。ペットショップで購入できたり、ブリーダーが存在したり、簡単に動物を手にできる環境があります。そのような環境が身勝手な人間を増やしているのかもしれません。

お金を出して手に入れた動物も、人から譲り受けた動物にも、命があります。実際に殺処分を見たことで、改めて命の大切さを感じることができるのかもしれません。
■動画での公開は?

殺処分の実態を見られる場所ができた以上、この先殺処分の動画なども公開されるかもしれません。実際に動画が投稿されれば賛否両論出てくることでしょう。

YouTubeなどの動画サイトで、犬、猫、殺処分と検索するとたくさんの動画が投稿されているのですが、今現在は殺処分の様子を一部始終公開している動画は存在しません。

元々飼われていた命が多く持ち込まれるという動物愛護センター。人間の軽率な行動でたくさんの命が失われています。最後まで責任をもって飼う、最後まで家族の一員として暮らす人が増えれば殺処分の現状もかわってくるのではと感じています。(亜衣美)
気になるニュースや話題 ソース元:非モテタイムズ