「サッカーの微妙なゴール判定」を技術で解消へ

昨年のワールドカップで微妙なゴール判定をめぐる騒ぎが起きた結果、国際サッカー連盟(FIFA)は即座に正確に判定できる新しい技術を導入しようとしている。

英Guardian紙の報道によれば、FIFAは、ゴールが決まったかどうかをフィールド上の審判に直ちに連絡できる新技術をテストしようとしている。現在13社が争っており、各社はスイスのチューリッヒで、FIFA上層部に正式なプレゼンテーションを行なう予定だ。

2010年7月のワールドカップにおいて、イングランドフランク・ランパード選手がドイツ代表とのゲームで同点ゴールと思われたシュートを放ち、スタジアムは熱狂したが、FIFAの審判はこれをゴールと判定しなかった(以下の動画)。批判の嵐が巻き起こった結果、FIFAは将来の大会でより技術的な方法を追求することになった。

Guardian紙の記事によると、ボールがゴールラインを完全に超えたことを1秒以内に審判に伝えられるようなゴール検知システムを作る必要があるという。どこまで正確に結果を出せるかは各社次第だが、英Goalminder社が一歩先を行っているようだ。技術詳細は分かっていないが、ゴールポストにHDカメラを備え付け、高解像度の映像をリアルタイムで転送するらしい。

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